twitterにて「アットマークを打って出た人のおねがいを聞く本人が気付かなきゃ回避」タグで，
　絹田屋さまより「猫と小鳥」のショートストーリーをリクエストいただきました。
　絹田屋さま，素敵なお題をありがとうございます。

『面倒くさいお友だちへ，あなたのことが大好きです』


　　　＊＊＊＊＊＊＊＊


本編　面倒くさい猫とまわりくどい小鳥のおはなし

　　第１話　「はじめまして」

　　第２話　Pünktchen

　　第３話　新居探し

　　第４話　ノブレスオブリージュ

　　第５話　「さようなら，しよっか」

　　第６話　大好きなお友だち



番外編　面倒くさい猫と王子さまな仔犬のおはなし

　　第１話　「あんたがこの家のボス？」

　　第２話　世界で一番王子さま

　　第３話　尊敬

　　第４話　「おばあちゃまだ！」

　　第５話　名探偵テンコの推理

　雪の降る日だった。
　庭先で、テンコが死んでいるのを見つけたのは。

　テンコは、晴れの日にしばしば現れた。

　わたしは猫である。
　血統書はない。

　冬、わたしはしばらく外に出ずにいた。そもそも、窓が開いていないので外に出ようにも出られなかった。